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飯塚事件−司法による殺人の状況証拠

ずいぶん前に当ブログで扱った飯塚事件の再審請求が棄却された。
当ブログでは以前力を入れて経緯をお伝えしたが、状況は好転せず、司法の闇の深さはふかまるばかりだ。
で、町人は問いたい。
なぜ?刑の執行をした森元法務大臣は殺人罪にならないのか?
無茶苦茶かもしれないが、そうともいえないと思う。
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時効撤廃−感情論よりも実際にどれだけの効果があるのかで議論を!

時効の廃止・延長、改正案を閣議決定

政府は12日午前の閣議で殺人の公訴時効を廃止することなどを盛り込んだ刑事訴訟法改正案を決定、国会に提出した。

施行日は「公布の日」としており、今国会中の成立で6月までに施行することを目指す。

傷害致死や業務上過失致死など、殺人以外で人を死亡させた罪は時効期間を2倍に延長する。時効の廃止・延長は、過去に発生し、施行までに時効が完成しなかった事件にも適用する。与党は同改正案の審議を参院で先に始め、衆参両院で効率的に審議して早期の成立を図る方針だ。

刑の確定後、一定期間が過ぎると執行できなくなる「刑の時効」を廃止・延長する刑法改正案も12日、閣議決定された。
(2010年3月12日11時04分 読売新聞)
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ザ・スクープ スペシャルを見て感じた飯塚事件と久間さん

「飯塚事件」元死刑囚の遺品 DNA鑑定を依頼

1992年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑判決が確定し、昨年10月に刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の弁護団が、7月中旬に専門家にDNA鑑定を依頼したことがわかった。遺族に返還された久間元死刑囚の電気カミソリや歯ブラシなどの遺品のほか、久間元死刑囚の妻子の口腔(こうくう)粘膜を提供したという。

久間元死刑囚は92年2月、小学1年の女児2人(いずれも当時7歳)を殺害して山中に遺棄した疑いで、94年9月に逮捕された。再審開始が決定した「足利事件」と同じDNA鑑定法による結果が証拠の一つとされた。

飯塚事件では、再鑑定のためのDNA試料が残っていない。弁護団によると、遺品から久間元死刑囚のDNA採取を目指すほか、両親それぞれのDNAを子供が受け継ぐことを利用し、久間元死刑囚の妻子のDNAを比較分析して久間元死刑囚のDNA型の一部を再現するという。こうした手法で、被害女児周辺から採取された血痕のDNA型と対比し、当時の鑑定結果と矛盾がないかどうかを調べることにしている。
(2009年8月5日 読売新聞)
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足利事件−冤罪の原因はDNA鑑定の精度だけではない!

1991年12月2日 読売東京 朝刊 社会 14版 31頁

"ミクロの捜査"1年半幼女殺害、容疑者逮捕

一筋の毛髪決め手 菅家容疑者ロリコン趣味の45歳

容疑者に導いたのは一筋の毛髪――栃木県足利市の幼女殺害事件で二日未明、同市内の元運転手、菅家利和容疑者(四五)が殺人、死体遺棄の疑いで足利署に逮捕されたが、延べ四万人の捜査員を動員したローラー作戦とともに"DNA検査"が、四千人に及ぶ変質者リストからの容疑者割り出しにつながった。週末の「隠れ家」でロリコン趣味にひたる地味な男。その反面、保育園のスクールバス運転手を今春まで務めるなど、"幼女の敵"は大胆にもすぐそばに潜んでいた。

事件発生から四か月が過ぎた昨年秋、ついに菅家容疑者が浮かんだ。ピーク時は四千人に達した変質者リストを基に、一人一人のアリバイをつぶすという途方も無い作業だった。捜査本部は、この後一年を超える内偵で、菅家容疑者の毛髪を入手。M・Mちゃんの遺体などに残された体液とDNA鑑定を依頼、先月下旬、ついに「他人である確率は千人に一人で、ほぼ同一人物と断定できる」との鑑定報告を手に入れた。

M・Mちゃんが失踪したのは昨年五月十二日午後六時半。この約十六時間後に遺体を発見、比較的新しい状態でM・Mちゃんの遺体から犯人の体液を採取したことが、結果的にDNA鑑定の成功に結びついた。

事件発生から約一年七か月。動員された捜査員は一日平均百人、延べ四万人を超えていた。

私がやりました

「私がやりました……」

菅家容疑者は、絞り出すような声でMちゃん殺しを自供した。午前中、取調官が事件に触れると、「容疑者に間違いない」と取調官は感じた。

だが、菅家容疑者が事件について語り始めたのは夜十時近くになってから。取調べは一日朝から十四時間にも及び、事件発生から一年半にわたる捜査がようやく実を結んだ瞬間だった。

無言のMさん夫婦

昨年十月、千葉県船橋市内のビルに引っ越してきたM・Mちゃんの両親のMさん夫婦は二日午前一時ごろ、自宅に戻り、無言のまま室内に入った。

同じビルの商店主は「Mさんとはほとんど接触はなかった。引っ越してきたとき、夫婦二人だけなのに子供用の自転車があり、どうしたのかなと思っていた。そんな大きな事件に逢っていたとは」と話していた。

"週末の隠れ家"借りる

菅家容疑者は、昭和三十七年地元の中学校を卒業後、職を転々としたが、五十六年六月から今年四月までは、同市何の保育園と幼稚園計二か所で、スクールバスの運転手をしていた。

このうち、今週までの約一年間は、五十九年十一月にパチンコ店から行方不明となり、その後白骨体で見つかったH・Yちゃん(当時五歳)が通っていた幼稚園に勤めていた。

五十六年から約八年間働いていた保育園の園長は「朝夕二回の運転のほか、休職の準備や草むしりなどもしてもらっていた。仕事ぶりはまじめで、園児たちともごく自然に接していたが、仕事以外の趣味などは分からなかった」と話している。

二十代半ばに結婚したがすぐに離婚。同市家富町の実家で両親や妹と暮らしているが、十数年前「週末をゆっくり過ごすため」と、M・Mちゃんの遺体発見現場から南へ約二キロはなれた同市福居町に、六畳と四畳半二間の木造平屋一戸建てを借りた。この「週末の隠れ家」には、少女を扱ったアダルトビデオやポルノ雑誌があるといい、菅家容疑者の少女趣味を満たすアジトとなったらしい。

実家近くの主婦(五二)によると「もの静かでいつもうつむいて歩いていた。地味な人という印象だった」という。事件後しばらくして実家に県警の刑事が聞き込みに訪れた際は、特に変わった様子も無く、普通に受け答えしていたという。
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足利事件−大本営発表を鵜呑みにしたマスコミは責任を取らないのか?

1991年12月1日 読売東京 朝刊 一面 14版 1頁

幼女殺害 容疑者浮かぶ足利

45歳の元運転手 DNA鑑定で一致

栃木県足利市の渡良瀬川河原で昨年五月、同市内のパチンコ店員Mさんの長女M・Mちゃん(当時四歳)が他殺体で見つかった事件を調べている足利署の捜査本部は、三十日までに、容疑者として同市内の元運転手(四五)を割り出した。一両日中にもこの男性に任意同行を求め、殺人、死体遺棄の疑いで事情を聴取、容疑が固まり次第逮捕する。M・Mちゃんの衣類に付着していた男の体液のDNA(デオキシリボ核酸)と元運転手のものが一致したことが決め手となった。同市とその周辺では、昭和五十四年から六十二年にかけ幼女三人が他殺体で見つかる事件が起きており、捜査本部は関連に強い関心を抱いている。

周辺に類似殺人3件

M・Mちゃんは昨年五月十二日午後六時半過ぎ、父親に連れられ遊びに来ていた同市伊勢南町のパチンコ店「ロッキー」で行方不明となり、翌十三日午前、パチンコ店から南へ約五百メートル離れた渡良瀬川左岸のアシ原で死体で見つかった。死因はケイ部圧迫による窒息死で、絞殺されたと見られている。

現場付近は当時、車や人通りが多かったにもかかわらず、有力な目撃情報はなく、捜査は長期化した。捜査本部は、市内全域でローラー作戦を展開するなどして不審者や変質者の洗い出しを続け、昨年秋ごろこの男性が浮上、慎重に周辺捜査を進めていた。

捜査本部は、現場近くで見つかったM・Mちゃんの衣類に付いていた体液と、内偵中に入手した元運転手の毛髪を警察庁科学警察研究所に送り、血液鑑定とDNA鑑定をした結果、「ほぼ同一人物の遺伝子。他人である確率は千人に一人」との結果を得た。血液型も一致した。

さらに、捜査本部は、これまでの調べで、男性が<1>少女を扱ったビデオソフトや雑誌を愛好している<2>Mちゃんが失踪したパチンコ店に度々きていたが、事件後、姿を見せなくなった<3>事件当日の夕方以降の足取りが不明――などをつかんでいる。

足利市と、県境を隔てた群馬県尾島町では、ほかにも三件の未解決事件が起きている。

昭和五十四年八月、足利市内の会社員Fさんの長女F・Mちゃん(当時五歳)が、近くの神社の境内に遊びに行ったまま行方不明となり、六日後、約二キロ離れた渡良瀬川河川敷で、リュックサックに詰め込まれた絞殺死体で見つかった。

また、五十九年十一月には同市内の工員Hさんの長女H・Yちゃん(当時五歳)が、両親と遊びにきたパチンコ店から姿を消し、一年四か月後、自宅から一・七キロ離れた畑で、白骨死体で発見された。死因は窒息死。

六十二年九月には、同市から約十五キロ離れた尾島町の会社員Oさんの二女O・Tちゃん(当時八歳)が、自宅を出たまま消息を絶ち、翌年十一月、自宅から約二キロ離れた利根川河川敷で白骨体で見つかった。死人は特定されていないが、他殺と見られる。

DNA鑑定

細胞核内の染色体に含まれるDNAには、遺伝情報が四種類の塩基の配列順序として記録されている。この配列順序は個人によって異なるため、体液や血痕、毛髪など犯行現場に残された資料のDNAを分析すると個人を三百六十五通りに分類でき、血液鑑定と併用すれば百万人中の一人を特定できる。今回は、M・Mちゃんの衣類に付いていた体液が微量だったため、「千人に一人」の精度にとどまった。警察庁は今後一、二年で全国の捜査に本格導入する計画だ。昨年二月に東京都足立区で発生した主婦のバラバラ殺人事件では、容疑者の車に残されていた血痕がDNA鑑定で被害者のものと判明し逮捕の決め手となった。
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足利事件−恐るべき冤罪の構図

「裁判員でも有罪と判断」 釈放の菅家さん単独会見

1990年の足利事件で再審請求中に釈放された菅家利和さん(62)=無期懲役が確定=が6日、東京都内で共同通信の単独インタビューに応じ「もし自分の一審が裁判員裁判でも、無罪は出なかったのではないか。裁判員は鑑定結果を信じて、有罪と判断しただろう」と述べ、証拠化される鑑定の精度を高める必要性を強調した。

また「警察や検察がわたしや両親、兄弟に謝罪しなければ、永久に許さない。裁判官も謝ってほしい」と訴え、取り調べの録音・録画(可視化)を導入すれば強引な取り調べを防止できる、との考えも示した。

菅家さんは「刑務所に収監された時には、一生出られないのではないかと思うこともあった」と服役生活を振り返り「白いご飯がおいしい」とあらためて釈放の喜びを語った。

その上で「釈放には感激したが、DNA鑑定で無期懲役になり、再鑑定で釈放された」と複雑な心境も吐露した。

捜査段階の取り調べについて「『おまえだよ』『証拠はある』と怒鳴られ続けた。否認すると髪を引っ張られ、足をけられた。いくら言っても聞いてもらえず『もう駄目だ』とやけになった」と自白に追い込まれた状況を詳述。「今は自白を後悔している。当時は気が小さかった」と述べた。

確定判決では、菅家さんが90年5月、足利市内のパチンコ店から保育園女児=当時(4)=を近くの河川敷に誘い出し絞殺した、とされている。
2009/06/06 20:17 【共同通信】
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死刑になった元死刑囚の再審請求の方針決まる!

足利事件と同じDNA鑑定、92年の飯塚事件も再審請求へ

1992年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑判決が確定し、昨年10月に刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚の弁護団が、今秋以降にも福岡地裁に再審請求する方針であることが5日わかった。


久間元死刑囚は無罪を主張していたが、最高裁は2006年9月、DNA鑑定の信用性を認めた。弁護団は「足利事件」と同じDNA鑑定法だったこともあり、鑑定の不備を柱に再審を求めるとしている。ただ、当時の試料は残っておらず、DNAの再鑑定はできないという。

久間元死刑囚は92年2月、小学1年の女児2人(いずれも当時7歳)を車で連れ去り、殺害して山中に遺棄した疑いで94年9月に逮捕された。遺体周辺から採取された血痕のDNA鑑定が一致したことが逮捕につながった。

飯塚事件の鑑定法は足利事件と同じく、DNAの配列の一部だけを目で見るなどして調べる「MCT118型検査法」を採用。弁護側は「鑑定は不正確」として無罪を主張したが、最高裁は鑑定結果の信用性を認めた。
(2009年6月6日03時10分 読売新聞)
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まだまだ始まりに過ぎない足利事件、菅家さんの釈放

足利事件:菅家さん「謝って」 記者へ手紙

逮捕から17年余り、獄中からの無実の訴えにやっと光が差し込んだ。栃木県足利市で90年、4歳女児が殺害された「足利事件」で、東京高検は4日、菅家利和受刑者(62)を釈放すると発表した。「再審無罪になったら刑事と検事たちは絶対に謝ってほしいと思い続けてきた」。菅家さんは記者への手紙でそうつづっていた。【安高晋、松崎真理】

菅家さんは2回、毎日新聞記者と手紙をやり取りした。

1通目は再鑑定実施直前の昨年12月7日。「私は無実ですので不安など決してありません」とつづった。遺留物と自分のDNA型が一致しないとする再鑑定結果が出て再審開始の可能性が高まった後の今年5月10日には「これで無実が分かる。支援者と弁護団の先生がいなければDNA再鑑定は無かった」と感謝する一方「捜査はいいかげんで、裁判所も許す気持ちにはなれない」としていた。

菅家さんは事件発生1年半後の91年12月1日、栃木県警の捜査員に任意同行を求められ、同日中の調べで自白に追い込まれた。弁護側は、その際「DNA型が一致する」との結果を突きつけられた、と主張してきた。「警察で『証拠があるんだ、お前が犯人だ』と言われた。いつか必ず分かってもらえると思っていたが、とうとう家に帰してもらえなかった」と振り返る。

菅家さんは1審の途中まで自白を維持したが、「傍聴席に私を調べた刑事たちがいるのではないかと思い非常に怖かったのです。それで認めていた」。「(1審)判決が近くなった時に、やってはいないので認めるわけにはいかないと思いました」と否認に転じた。

獄中に17年余り。「間違えたでは絶対にすむことではない。刑事、検事たちは絶対許せない気持ちで過ごしてきた。1審の宇都宮地裁は当時のDNA鑑定のことはまったく分かっていないのにどうして有罪にしたのか分かりません」と捜査・裁判の双方に疑問を投げかけた。

菅家さんの両親は逮捕後、無罪を見届けることなく亡くなった。「両親のお墓参りがしたい」と無念さをにじませた。

足利事件弁護団の渋川孝夫弁護士は「(DNA型の不一致という)科学の前に検察も逆らえなかったのではないか。対応も遅過ぎた」と話した。

菅家さんを支援してきた市民団体「菅家さんを支える会・栃木」の代表、西巻糸子さんは、足利市の自宅前で「長年の夢がかなってうれしい」と喜びを隠さなかった。

事件発生当時、捜査を陣頭指揮した元栃木県警幹部(75)は「捜査は適正で妥当だった。別の真犯人がいるとは思っていない」と淡々と話した。当時のDNA型鑑定については「証拠の一つに過ぎない。自白の他にも状況証拠があり、だから逮捕できた」と強調。今回の再鑑定については「信用できない。20年の月日を経て、資料そのものが劣化したりなくなっている」と疑問を呈した。

◇「厳しく受け止める」東京高検

「このような事態に至ったことは極めて異例。厳しく受け止めている」。東京高検の渡辺恵一次席検事は4日午前10時半、東京・霞が関の庁舎内で開かれた記者会見で語った。

十数人の記者を前に、渡辺次席検事は意見書について「少なくとも二つの新鑑定のうち一つが刑事訴訟法の定める『無罪を言い渡すべき明らかな証拠』に該当することは争わない」と説明。そのうえで「再審の開始については裁判所でしかるべく決定されたい。(菅家さんについては)検察官において刑の執行停止手続きを取ることとする」と述べた。

もう一方の鑑定については、まだ最終的な判断はしていないといい「追って意見書を出すことも検討している」とした。【岩佐淳士】
(毎日jp)
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裁判員制度は冤罪続発の魔女狩りにならないのか?

66年ぶり国民が司法参加、裁判員制度スタート

刑事裁判に国民が参加する裁判員制度が21日、スタートした。

同日以降に起訴される殺人などの重大事件が対象で、くじで選ばれた6人の裁判員が3人の裁判官と一緒に被告の有罪・無罪と刑罰を決める。

国民が刑事裁判に参加する制度は、戦前・戦中に15年間行われていた陪審制が1943年に停止して以来となり、日本の司法制度は大きな転換を迎える。

裁判員制度は、プロの裁判官で運営されてきた刑事裁判に国民の良識を反映させ、司法への信頼をより高めるのが狙い。裁判員法は2004年5月21日に成立し、最高裁や法務省などが模擬裁判や制度の広報などの準備を進めてきた。

最高裁は昨年11月、約29万5000人に裁判員候補者に選ばれたことを通知。そのうち、70歳以上や学生で辞退を希望した人などを除く約22万人が、今年、裁判員を務める可能性がある。

裁判員裁判が行われる全国60の地裁・支部は今後、候補者名簿から事件ごとにくじで50〜100人を選び、初公判の6週間前までに公判日程を記載した呼び出し状を送付する。重要な仕事などを理由に辞退が認められた人以外は、指定された日に裁判所に出向き、裁判官らの面接やくじ引きを経て裁判員となる。第1号公判は7月下旬〜8月に開かれると予想されている。

昨年の裁判員裁判対象事件は2324件で、刑事事件全体に占める割合は2・5%。公判の7割は3日以内に判決を迎えると想定されている。2人ずつの補充裁判員も選ぶと仮定すれば、年間約1万8600人が裁判員を務める計算になる。候補者の約6%、有権者の5600人に1人の割合だ。

裁判員裁判の対象事件は法定刑に死刑や無期懲役がある事件が中心で、殺人・殺人未遂のほか、強盗致死傷や現住建造物等放火、強姦(ごうかん)致死傷、傷害致死、危険運転致死など。裁判員に選ばれた場合、裁判に参加するのは義務だが、組織犯罪やテロ事件など、裁判員に危害が及ぶ可能性が高い場合には、例外的に裁判員裁判から除外され、裁判官のみによる裁判になる。
(2009年5月21日12時38分 読売新聞)
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飯塚二女児殺害事件−法務大臣は本物の「死に神」になったのか?

クローズアップ2009:足利事件、再審の公算大 自白・状況証拠、焦点に

<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

「足利事件」の再審請求を巡り8日、菅家利和受刑者(62)と証拠物のDNA型が一致しない結果が出た。2人の鑑定医の結論が一致した事実は重く、再審に向け一歩踏み出した。東京高裁の審理のポイントは捜査段階の自白など他の証拠の信用性に移る。一方、無罪を訴えながら同時期の鑑定を有力な証拠に死刑が確定し、執行されたケースもある。米国のように証拠は冷凍保存されておらず検証は不可能であり、保存方法を巡る論議も起こりそうだ。【安高晋、伊藤直孝、伊藤一郎、千代崎聖史】

◇検察「DNAだけでない」

「かなり詳細な鑑定書。内容を読み込んでから対応する」。東京高検の渡辺恵一次席検事は8日夕、記者団に繰り返した。確定判決を揺るがす再鑑定結果で、今後は検察側の対応が焦点になる。渡辺次席検事は「いたずらに引き延ばすつもりはない」とも語った。

75年の最高裁決定(白鳥決定)は再審開始について、新たに発見され(新規性)、確定判決の事実認定に合理的疑いを抱かせる(明白性)証拠が必要で、他の証拠と総合的に評価すべきだとの考え方を示している。弁護団は「明らかに再審開始の条件を満たす新証拠」と強調した。

一方、検察内部には「すぐに再審開始にはつながらない」との受け止め方が根強い。問題にしているのが、鑑定対象となった着衣の体液が本当に犯人のものかどうか。検察幹部は「鑑定書をよく読んで、確かめなければならない」と語った。

また、当時の鑑定について別の検察幹部は「確率が低く、証拠価値も相対的に今より低かった」と話す。菅家受刑者は、1審の途中まで自白していた。確定判決は自白や状況証拠なども考慮していることから「DNA鑑定だけが決め手ではない」との見方だ。弁護側もこの点は認識し、「間違ったDNA鑑定の結果を突きつけられて自白した」と反論する方針。

東京高裁はこれらを踏まえて再審を開始するかを判断する。開始決定の場合、検察側は5日以内に最高裁に特別抗告できる。死刑か無期懲役が確定した事件での再審開始は、静岡地裁で無罪が確定した「島田事件」(87年再審開始確定)が最後。昨年7月には東京高裁が「布川事件」の2人に再審開始決定をしているが、検察側が特別抗告し最高裁で審理中だ。

◇当時の手法で170件実施

91年に実施された足利事件の鑑定は、科警研が開発した「MCT118型」。特定の染色体にある16個の塩基配列の繰り返し回数が人によって異なることを利用する。同じ118型だが、94年に手法を変えるまで約170件実施された。

この鑑定の信用性が争われたのが、92年に福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」。一貫して無罪を訴えた久間三千年(くまみちとし)元死刑囚の死刑が確定し、昨年10月に執行された。

飯塚事件の公判に証人として出廷した石山〓夫(いくお)・帝京大名誉教授(法医学)は「科警研鑑定は精度が低かった。こうした問題が起きると危惧(きぐ)していた」と語る。村井敏邦・龍谷大法科大学院教授(刑事法)も「当時はDNAさえ一致すればいいという『信仰』があった」と指摘した。今回の鑑定でも、鈴木広一・大阪医科大教授は「当時、刑事司法に適用する科学技術としては標準化されていなかった」としている。飯塚事件の弁護団は、今回の結果を根拠に、当時の鑑定は信用性が低いとして再審請求する方針だ。

今回は証拠の資料が残っており、再鑑定が実施できた。しかし、飯塚事件では鑑定で資料がなくなり再検証は不可能だ。

米国の冤罪(えんざい)事情に詳しい伊藤和子弁護士によると、米国では90年ごろから有罪確定後の鑑定で無実が判明するケースが相次ぎ、ニューヨークのNPOの統計では238人の冤罪が明らかになった。04年に懲役刑の確定者が申し出れば鑑定を認める規定が連邦法に盛り込まれ、再鑑定を不可能にしてしまう証拠資料の破壊(全量消費)をした場合は罰則もあり、原則的に冷凍保存しているという。

◇最新の鑑定、個人をほぼ識別

警察庁によると、科学警察研究所(科警研)のDNA型鑑定は89年に始まった。92年以降、全国に拡大、現在は全警察本部の科学捜査研究所(科捜研)で実施されている。鑑定の精度の変遷は大きく分けて4段階。最新の鑑定で別人が一致する確率は「4兆7000億人に1人」と、個人をほぼ識別できる。

しかし、初期の精度は低かった。第1段階は、DNAの一部位を増幅させて塩基配列の繰り返し数を分析する検査手法がメーン。別人で一致する可能性は「1000人に1・2人」。足利事件の鑑定はこの時期に含まれる。

第2段階は、傷みが激しい資料からも鑑定できるようになり、精度は6万6000人に1人に上がる。第3段階は、より微量でかつ古い資料が鑑定可能な「フラグメントアナライザー」と呼ばれる鑑定装置が導入され、1100万人に1人という精度に達した。

06年11月からの第4段階は、検査手法は変わらないものの、DNAの中の鑑定部位を増やしたことが特徴で、個人識別精度が飛躍的に向上した。比例するように、鑑定の実施事件数も増えており、92年は51事件だったのが、昨年は3万74事件。

また、警察庁はDNA型データベースの整備も進めている。今年3月末時点で、容疑者データベース4万6949件、遺留物データベースは1万6380件。DNA型データベースを活用し、容疑者が確認されたケースは3906人に上っている。

==============

■DNA型鑑定の精度の変遷

   時期     別人で一致する確率

(1)89〜96年 1000人に1.2人

(2)97〜02年 6万6000人に1人

(3)03〜06年 1100万人に1人

(4)06〜現在  4兆7000億人に1人

毎日新聞 2009年5月9日 東京朝刊
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