<< またまたサンケイが陰謀論に基づいた捏造主張 | main | 帝国的野望を強調する日米欧メディアと相反する別の一面(前編) >>

スポンサーサイト

  • 2017.07.25 Tuesday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


北の変化のチャンスを日本は見逃してはならない!

金正日が危ないと言うウワサは何度か出たが今度は本当のようだ。
でなければ建国60周年の軍事パレードへの欠席という事態はどう考えても想定できる事態ではない。

しかもそれが重篤であると言う可能性は十分にありうる。
なぜなら回復の見込みのある状況であれば影武者の起用と言うことも考えられるが、それもないということは回復の見込みがないとみなされている可能性が高い

いずれにせよ北の独裁者が消えることになり、また現状まだ不透明な後継問題を考えるとなれば、それは北の変革のチャンスである。
これに対して隣国であり、またお互いに「敵国」とみなし合っている日本はどう対処していけばいいのだろうか?
JUGEMテーマ:ニュース
日本は約二十年近く以前にも隣国の大きな政治体制の変化に見舞われた。
ソ連崩壊である。

この大きなチャンスに対してまだバブル景気に浮かれ、また崩壊にも瀕していたがまだまだ楽観視していた当時の日本はこの隣国の変化のチャンスに何の手も打てなかった。
その最も大きな理由は「北方領土」であった。

この時期ロシアはソ連崩壊の荒波にもまれて混乱の局地にあった。
特に東の端っこのサハリンやクリルなどはかまっているヒマもなく、荒れるに任せて人口も流出していた。
ロシア政府もこんな東の果てに援助など出来る状況ではなかった。

もしこの時期、日本はロシア極東地域にしかるべき援助をしていれば、状況は大きく変わっていたに違いない。

例えばクリル、千島諸島に援助をして日本本土との経済的つながりを強化できていたら、ビジネス目的で当地には多くの日本人は住むことになったであろう。
さらにサハリンでの資源開発に対する援助をして共同で石油やガスなどを開発し、パイプラインを設置していれば日本は常に抱え続ける「エネルギー問題」は少なくとも政情不安により常に危機感を抱える中東に依存するよりも安定するし、選択肢が増えることによって国内経済の安定にもつながったはずだ。
そしてバブル崩壊によって落ち込んでいた日本経済にとっても、資源開発により潤う極東ロシアに対する新たなインフラ整備の需要は救いの神となったはずである。

そして今まで中央ロシア政府からの援助に頼ってきたこの地域が経済的自立を得ることは極東ロシア地域の自立の風潮を高めていた可能性もある。
資源を買ってくれるお得意様が日本であり、インフラ整備や生活、文化で依存する相手も日本になっていたのである。
当然北方領土にも今頃は多くの日本人が歩き、日本製品があふれ、日本の援助で作ったインフラや日本企業の看板が並び、日本語も飛び交っていただろう。
つまり経済的に北方領土を実効支配することが可能だったはずだ。
そこから北方領土におけるロシア中央への依存を断ち切り、まずは経済交流の特区として日本への返還への道筋をつけることは可能だったのではないか?

再びロシアが経済的に潤い、中央からの援助が増えた現在ではもはや描くことが出来ない絵図である。

なぜそれが出来なかったのか?
それは日本国内の右派の存在である。
こういったチャンスを想定していた人々もいたのかもしれないが、ことごとく右系の人たちが反発したのである。
その理屈は、北方領土は日本固有の領土であり、ロシア(ソ連)はこれを不法に占拠している、不法に占拠している相手に対して交渉すると言うことはこちらの負けである。
正義はこちらにあるのだから、向こうから謝ってくるまでこちらからは何かする必要はない

これはいわゆるアレである。
実利よりもメンツを優先する人々の価値観、いわゆる武士の一分である。

結果日本は領土問題の解決とエネルギー問題、バブル崩壊からの立ち直り様々なチャンスをすべてドブに捨ててしまったのである。

で、これを反省して我々は北朝鮮の崩壊に際して、どうすればいいのだろうか?
まあ、町人は北朝鮮に対する対処の仕方で、ロシアほどのメリットはどう見ても見つからないと思うが、逆に対処が悪ければ日本の軍事的な脅威はいや増すと思うので、むしろロシアの時よりも重要であると思う。

しかし、これには「北方領土」同様、大きな障害がある。

拉致問題」である。
日本が崩壊する北朝鮮に対して適切な対処をし、将来北、または統一朝鮮が日本に対して脅威とならないような対策をとることは、今後50年の日本の安全保障上の大きな課題、分岐点となることは間違いない。
しかし、絶対に異を唱える人々が出てくる。

その言い分はこうである。
拉致は北朝鮮が不法に行ったことであり、不法に国民を拉致した相手に対して交渉すると言うことはこちらの負けである
正義はこちらにあるのだから、向こうから謝ってくるまでこちらからは何かする必要はない

どうであろう、北方領土問題とまったく同じ論旨である。
結果、日本が安全保障上の脅威を取り除き、または緩和するチャンスを失うことは容易に想像される。

今度のチャンスにおいて、日本が対外の変化する情勢に適切に対応することが出来なければ、おそらく日本は今後50年は安全保障上の脅威を抱え続けなければならないだろう。
それはその先に戦火を伴って帰ってくるかもしれない。

混迷する日本の政局はもはや数ヶ月先しか見通せない情況になっている。
しかし本当の政局はもっともっと先まで見通せる人々に任せなければならない。
それを見極められる人間はいるのか?
それを判断する時間もあまり残されていないのかもしれない。

スポンサーサイト

  • 2017.07.25 Tuesday
  • -
  • 09:56
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
sponsored links
amazon
人気ブログランキング
yahoo
selected entries
categories
archives
recent comment
  • 「世界のキタノ」は本当に世界で知られているのか?
    d (08/31)
  • 「世界のキタノ」は本当に世界で知られているのか?
    ツムラ (03/19)
  • 卑劣な災害への便乗ーまたもやデマ拡散の巣窟となったTwitter
    町人 (07/15)
  • 卑劣な災害への便乗ーまたもやデマ拡散の巣窟となったTwitter
    powerpc970 (07/15)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    町人 (06/11)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    通りすがり (06/02)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    通りすがり (06/01)
  • 「世界のキタノ」は本当に世界で知られているのか?
    山本 真 (06/12)
  • ヘイトスピーチは真実を眩ませる為の道具か?
    ニンニク姉妹 (08/31)
  • 集団的自衛権行使を謳いながら安全保障の枠組みを台無しにする矛盾
    四九蔵小僧 (07/05)
recent trackback
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM