<< 成長を感じさせる「宇宙人」は政権を取れるのか? | main | 民間をなめきった「郵政の政治介入=改革後退」論 >>

スポンサーサイト

  • 2017.07.25 Tuesday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


裁判員制度は冤罪続発の魔女狩りにならないのか?

66年ぶり国民が司法参加、裁判員制度スタート

刑事裁判に国民が参加する裁判員制度が21日、スタートした。

同日以降に起訴される殺人などの重大事件が対象で、くじで選ばれた6人の裁判員が3人の裁判官と一緒に被告の有罪・無罪と刑罰を決める。

国民が刑事裁判に参加する制度は、戦前・戦中に15年間行われていた陪審制が1943年に停止して以来となり、日本の司法制度は大きな転換を迎える。

裁判員制度は、プロの裁判官で運営されてきた刑事裁判に国民の良識を反映させ、司法への信頼をより高めるのが狙い。裁判員法は2004年5月21日に成立し、最高裁や法務省などが模擬裁判や制度の広報などの準備を進めてきた。

最高裁は昨年11月、約29万5000人に裁判員候補者に選ばれたことを通知。そのうち、70歳以上や学生で辞退を希望した人などを除く約22万人が、今年、裁判員を務める可能性がある。

裁判員裁判が行われる全国60の地裁・支部は今後、候補者名簿から事件ごとにくじで50〜100人を選び、初公判の6週間前までに公判日程を記載した呼び出し状を送付する。重要な仕事などを理由に辞退が認められた人以外は、指定された日に裁判所に出向き、裁判官らの面接やくじ引きを経て裁判員となる。第1号公判は7月下旬〜8月に開かれると予想されている。

昨年の裁判員裁判対象事件は2324件で、刑事事件全体に占める割合は2・5%。公判の7割は3日以内に判決を迎えると想定されている。2人ずつの補充裁判員も選ぶと仮定すれば、年間約1万8600人が裁判員を務める計算になる。候補者の約6%、有権者の5600人に1人の割合だ。

裁判員裁判の対象事件は法定刑に死刑や無期懲役がある事件が中心で、殺人・殺人未遂のほか、強盗致死傷や現住建造物等放火、強姦(ごうかん)致死傷、傷害致死、危険運転致死など。裁判員に選ばれた場合、裁判に参加するのは義務だが、組織犯罪やテロ事件など、裁判員に危害が及ぶ可能性が高い場合には、例外的に裁判員裁判から除外され、裁判官のみによる裁判になる。
(2009年5月21日12時38分 読売新聞)
JUGEMテーマ:ニュース
司法制度改革の一環として鳴り物入りで登場した裁判員制度始まった。
相変わらず制度のあり方や意義など、国民の間での議論を置き去りにして見切り発車した感が強い。

この裁判員制度の開始に合わせてなのか、昨今犯罪と裁判に対する報道のあり方が変わってきている。
昔ならありえなかった犯罪被害者や遺族の声などが報道によく登場するようになった。
いわく「被害者は何の罪があってこんな目に合わされたんだ」「犯人を許せない」「犯人を死刑にしてください」etc.etc...

すべてもっともである。
もっともであるが報道のあり方としてこういった感傷的な書き方は、今後は裁判員制度に対する影響を考えると慎むべきではないかと思う。

いくら裁判員とはいえ、結局は血の通った人間である。
こういった報道を見て判決が左右されることになるのではないだろうか?

もうひとつ懸念がある。
所詮裁判員は判決や量刑を判断するに過ぎないということである。
つまり、当然の事だが裁判員は容疑者が犯人であるか否かということは判断できるが、容疑者がなかったと判断された場合は、真犯人が誰かまではわからないということである。

ということは、これだけ感傷的な報道が溢れる中、「犯人に厳罰を!」という被害者や遺族の気持ちにこたえるためには、とりあえず目の前にいる容疑者が犯人であるということが事実であると言う前提でなければならない。
裁判員と言うのは犯人の有罪無罪を判断するだけであり、容疑者が犯人でなかったらそこで終わりである。
あとは再び警察の手で真犯人が出てくることを祈るだけであり、それは今後どうなるかわからない。
ということは被害者や遺族がただ落胆して終わるだけである。

当たり前と言えば当たり前だが、容疑者の無罪が判明すると同時に真犯人がわかると言うのは、テレビドラマなどの世界の中だけである。

そう考えると感傷的な報道と言うのは、それを目にした裁判員、もしくは将来裁判員になるかもしれない国民に向かってもう目の前にいる容疑者が犯人である意外にないと結果的に判断させるしかないのと同じではないか?

しかしそういった感傷的な判断をはねのけて厳正なる裁きを下さなければならないほど裁判とは厳しいものであるということであり、裁判員にはそれが要求される。
そうでなければ、この制度が生み出すのは、大量の誤審と冤罪に過ぎない。
しかし、専門的な法曹の教育を受けたわけではない裁判員にそこまで徹底した判断が出来るのだろうか?

結局のところこの裁判員制度、本当に国民の司法への参加と言うお題目にふさわしいものであるのか?
それだけの権限と材料を与えられているのか?

役人と言うのは責任転嫁がお手の物である。
警察の検挙率が低下して、冤罪事件の可能性が高い判決が相次ぐ中、結局のところ国民を巻き添えにしておけば、冤罪事件が発覚しそうになっても世論がわれ、警察、司法に対する非難は少ない。
そんな逃げ腰の狙いがあっての裁判員制度の導入ではないのか?
だとすれば、これもまたアレである、司法、警察、法務官僚が自らの組織防衛、ひいては利権防衛のための武士の一分である可能性もある。

裁判員制度の行く末を見るにつけ、そんな思いを募らせる町人の一分である。

スポンサーサイト

  • 2017.07.25 Tuesday
  • -
  • 01:59
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
魔女裁判 裁判員制度
昨夜4/25・(土)に放送された『魔女裁判』1話見逃しました(-_-;)見られた方 1話のあ... 昨夜4/25・(土)に放送された『魔女裁判』1話見逃しました(-_-;)見られた方 1話のあらすじを教えて下さいませんか?それと 次回からも見る気になりましたか?(続きを読む) 魔女裁判
  • 魔女裁判
  • 2009/05/23 10:57 PM
足利女児殺害事件、釈放の菅家さん、冤罪主張って最高!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090604-00000737-yom-soci 足利女児殺害事件で、釈放された菅家さんが会見で「警察と検察、絶対に許せなかんべ」と冤罪を主張したようだべ。 栃木県足利市で1990年、当時4歳の女児が誘拐・殺害された「足利女児殺
  • このニュースの裏は知りたくない
  • 2009/06/04 9:22 PM
calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
sponsored links
amazon
人気ブログランキング
yahoo
selected entries
categories
archives
recent comment
  • 卑劣な災害への便乗ーまたもやデマ拡散の巣窟となったTwitter
    町人 (07/15)
  • 卑劣な災害への便乗ーまたもやデマ拡散の巣窟となったTwitter
    powerpc970 (07/15)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    町人 (06/11)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    通りすがり (06/02)
  • 山口敬之レイプ揉み消し疑惑ーTwitterハッシュタグというデマ拡散システム
    通りすがり (06/01)
  • 「世界のキタノ」は本当に世界で知られているのか?
    山本 真 (06/12)
  • ヘイトスピーチは真実を眩ませる為の道具か?
    ニンニク姉妹 (08/31)
  • 集団的自衛権行使を謳いながら安全保障の枠組みを台無しにする矛盾
    四九蔵小僧 (07/05)
  • 異常なほど曖昧な集団的自衛権行使の基準
    町人 (07/04)
  • 異常なほど曖昧な集団的自衛権行使の基準
    十三小僧 (07/03)
recent trackback
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM