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タガの外れた北朝鮮は戦前のわが国と同じ轍を踏むのか?

北の食料難、「危機的」に=90年代後半以降で最悪−アムネスティ

【ロンドン28日時事】

国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は28日、世界の人権状況をまとめた年次報告書(2009年度版)を公表。この中で北朝鮮について、「1990年代後半以降で最悪」という危機的なレベルの食料難に直面する一方、当局は人々の生存に最低限必要な食料を確保する対策さえ怠っていると批判した。

報告書によれば、北朝鮮は「過去10年間で見られなかった規模」の飢餓に見舞われ、何百万人もが苦境に陥っている。大半は雑穀などで胃を満たすことを余儀なくされ、野草で食いつないでいる人も多いという。

こうした状況にもかかわらず、北朝鮮当局は米国からの食料支援受け取りを拒否した上、昨年3月末には米国の人道団体の国外退去を命令。食料不足の報が全国に広がるのを防ぐため、長距離電話回線が遮断されたとも伝えられるとしている。
(2009/05/28-13:11)
JUGEMテーマ:ニュース
北朝鮮の指導者層はもう気が狂ってしまったのか?

以前から核やミサイルなど軍事的挑発のカードをちらつかせながら「瀬戸際外交」を繰り返して金正日政権をなんとか延命させてきた北朝鮮だが、ここのところの動きは明らかにそういった「交渉」とは違う、タガの外れたものになっている。
以前であれば核実験にせよ、ミサイル発射にせよ背後に「見返り」を期待する姿があった。
事前に「撃つぞ撃つぞ〜」と大騒ぎをした挙句にちょろっと一発撃ち、相手の顔色を見て「譲歩」が引き出せそうなら交渉のテーブルにのる、そしてしばらくして交渉が行き詰るとまた「撃つぞ〜」と始まる。
今まではその繰り返しであった。

しかし四月の「衛星」打ち上げ以降、北朝鮮の軍事的挑発は、もはや外交的成果を必要としていないとでも言うかのように唐突で頻繁になってきた。

理由の一つにはオバマ大統領の就任による米政府の対応の変化があることは間違いないだろう。
ブッシュは一見強行な姿勢で北朝鮮に臨んでいたようで、じつは北朝鮮にとってくみしやすい相手であった。
ブッシュ政権は基本的にはタカ派であるが、タカ派であるがゆえの弱点があった。
それはいかに超大国とはいえもはやシャレにならないくらいに対テロ戦線を拡大しすぎてしまったことである。
アフガン、イラクと戦線を拡大した上に昨今では中国やロシアもその勢力を伸ばしてきている。
二つの戦線を維持してさらに成長著しい「仮想敵国」への軍事的プレゼンスを維持する事を考えると、本音で合えば北朝鮮などにかまっているヒマはない。
いわばブッシュ政権は先軍的要素の強い、いわばサムライであったが、それゆえに先軍国家北朝鮮には読みやすい。
挑発と交渉を繰り返しそのたびに妥協を引き出す「瀬戸際外交」にはうってつけの相手だったのである。

しかしオバマ政権は違った。
イラク撤兵を公約し、各国との関係修復に臨み、サムライブッシュ政権とは当初から一線を画した。
それではオバマ政権はタカ派のブッシュよりも取り組みやすい相手なのか?
そうではなかった。
事あるごとに刀を振り回そうとするサムライは厄介だが、時が過ぎれば過ぎるほど敵を増やし疲労し自らを律することも困難になってくる。
そうなってくるともう怖い相手ではない。
はじめから交渉でカタがつく相手にもわざわざ鎧と刀をフル装備して威嚇的に臨むからさらに疲弊する。
そう考えるとタカ派と言われたブッシュ政権がその末期になって北朝鮮に対して様々な妥協を繰り広げたことも納得であろう。

しかし、武力行使を前提とせずに一見平和的に交渉する相手は一見組しやすそうで手ごわい。
しかもいざとなってそういう相手に手を出してしまったら更に厄介である。
オバマ政権は確かに融和政策を掲げているようだが、それは例えば日本のように何が何でも武力行使をしないと言う意味ではない。
向こうが手を出してくれば躊躇なく反撃して完膚なきまでに叩きのめす、それがアメリカである。
むしろそういう経緯で戦争が起こればアメリカは強い。
国内世論も国際世論も、向こうが先に手を出せば意に介することはないし、兵士の士気も高くなる。
その怖さを充分なほどに知っているのは我が日本であろう。
その意思はクリントン国務長官はじめ、オバマ政権のスタッフの面々の背後にもきっちりと見て取ることが出来る。
であるから安易にナマクラ刀を振り回してギャーギャー騒ぐ北朝鮮をまったく相手にしていないのである。

北朝鮮もオバマ政権が発足して数ヶ月、この態度の変化に気づいたのかもしれない。
そしてそれが金正日政権の統制にヒビをいれ始めているのかも知れない。
つまりこういった挑発行動の多発は北朝鮮の軍部の内部統制が乱れてきているか、もしくはその統率の乱れを引き締めるためのものと捉えられるのである。

そしてもうひとつの理由は北朝鮮の国内情勢の悪化である。
アムネスティの報告にあるように北朝鮮の人々がかねてから予断を許さない飢餓状態に置かれていることは衆知の事実であろう。
現に海を隔てた日本にもその状況は脱北者などの証言を通してつたわってきている。
食糧不足のため軍ですら機能せず、訓練そっちのけで自ら耕作してなんとか食いつないでるような状況であると言う。

現在黄海上における韓国海軍、米軍と北朝鮮のあいだに緊張が走っていて警戒レベルが上がっている。
従来、北朝鮮が韓国に攻め入るとしたら陸路による攻撃が想定されていた。
北朝鮮と韓国の戦力差は圧倒的である。
兵力だけは北朝鮮が多いが、最新の装備を持った韓国軍と朝鮮戦争当時と対して変わらない装備や、せいぜいロシアからの旧式装備しかない北朝鮮ではマトモに戦っても勝負は見えている。
それに在韓米軍が加われば勝負にもならない。
そこで北朝鮮の取る戦略はおそらく地理的に国境近いという韓国の首都、ソウルを電撃的に攻略する戦略しかないであろうと思われる。
保有するミサイル、ロケットを最大限に投入してソウルを空襲し、その隙に地下トンネルなどを使って国境を越え陸路ソウルを急襲する。
その際に北朝鮮得意のテロ攻撃などの非対称戦で韓国内部から撹乱してソウルを押さえる。
しかしいくらがんばってみても北朝鮮に出来るのはそこまでである、あとは首都占領を武器に有利に停戦交渉をすすめるだけである。
逆に言えばろくな制空、制海能力を持たない北朝鮮に可能な唯一の勝利への方程式であろう。

しかし、今黄海上で緊張が高まっているとすれば、それはもしかしたらこの食糧不足で、その唯一の勝利の方程式も描く余力が、もう北朝鮮にはないのかも知れないという予測もありうると思う。

昨年の金正日の病気説から、後継者問題、さらに飢餓が襲っているとすれば北の体制はもはや瀕死である。
しかし瀕死であればあるほど安心は出来ない。
どうせこのまま座して滅ぶならば一か八かやるしかない!と一発逆転をかけて開戦ということになるかも知れない。

この辺の経緯は戦前のわが大日本帝国に似ているのではないだろうか?
外ではABCD包囲網、内には昭和恐慌で国内経済がボロボロになり、民衆の不満が極限に達し、それを抑えるために治安維持法や特高警察が導入された。
大陸への侵略や日米開戦はその国内の不満をかわすためであったという理由も囁かれるわけである。

今の北朝鮮は当時の大日本帝国をだいぶスケールダウンした質の悪いカーボンコピーのようである。
しかし、実際に戦争となると韓国や日本などの周辺国としてはやはり相応の被害が出ることは避けられないであろう。
そして、もっとも大きな被害を被るのは、他ならぬ北朝鮮の民衆である。

北朝鮮の狂った指導層にはもはや何の警告も届かないのだろうか?
武士の一分で、やつらがやるなら俺達も応じる、ならそれもそれでいいだろう。
しかし先軍国家とはいえ多くの国民は何の罪もない飢えた民衆なのである。

かつて無謀な戦争を世界に対して挑んでしまったわが日本だからこそ、同じ道を突き進もうとする北に対して何か出来ることがあるかもしれない。
あの時、開戦に向かって突き進むわが国に、どこか手を差し伸べて進むべき道を示してくれる国、または人物がいたなら。
あれほど大きな傷跡を国に、人々に残さずに済んだのかも知れない。
それが町人の希望である。

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