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  • 2017.07.25 Tuesday
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iTunes Matchの日本での提供開始と音楽ビジネスの未来



待望のiTunes Matchが今月からついに日本でも開始された。
町人のライブラリは一万曲を越えていてマッチングに非常に時間がかかり、なおかつゴールデンウィーク中で出かけることが多かったのでその間中断して、結局一週間ほど設定に時間がかかった。
が、設定が終われば使い心地もよく、まあ値段が当初見込んでいた年額2000円台から一気に年額3980円に上がったのはちょっと痛かったが、それでもその価値は十二分にある、と断言できる。
Androidを使っているならGoogle Play Musicという似たようなサービスがありしかも無料なのだが、まだ日本では正式にサービスが始まっていない。
実は町人は既にGoogle Play Musicを使っているんだが、メインの端末はiPhoneだ。
iPhoneにもGoogle Play Musicのクライアントアプリはあるのだが、使い勝手はイマイチだ。
ともかくこれでiPhoneとPCを繋ぐ必要が全くなくなったわけで、スマートフォンというアイテムが日本において新しい時代を迎えたとも言えるかも知れない。
のみならず町人はこれを音楽ビジネスの新しい時代の到来も意味するのではないかとも思う。
ご存知のとおり日本の音楽著作権ビジネスは、かの悪名高きJASRACがほとんど一手に独占している。
 JASRACはそもそもアーティストから依頼されて楽曲の著作権を管理しているのだが、いつの間にか独占状態になってしまい、まさに日本的な利権構造の集中により音楽業界にアーティスト以上の権力を持っている。
そのビジネススタイルには包括契約という、利益を生むマジックを持っている。 
例えば放送局が楽曲をする場合、放送局はアーティスト個人とは契約しない。
JASRACと契約する。 
そのことによってJASRACの管理楽曲を使用出来るようになる。 そして使用料はJASRACの管理により使用回数などに応じて各アーティストに配分される。 
といってもどうやって集計方法はあまり明確ではないし、還元されるまで何年かかかるようだ。 そういうJASRACのやり方に不満を覚えるアーティストもいるが、実際に個人レベルで楽曲の使用状況を調べるのは難易度が高く、アーティスト側は実質的にJASRACに頼るしか選択肢がないわけだ。 
しかしその現状が変わる可能性がある。
 今の所JASRACと契約しているアーティストはiTunes Matchが登場してもそんなに変わらない。 
ダウンロード販売についてもJASRAC経由でアーティストに支払わらるからだ。
 ただしiTunes Matchの登場でアーティスト側にはもう一つ収入源が増える。 
いわゆるマジックマネーと言われるものだ。
 iTunes Matchにおいてユーザーが支払った年会費は30%のAppleの管理費を除き、残りはアーティスト側に支払われる。
それはiTunes Matchで楽曲をストリーミングで聴いたり、再ダウンロードする度に支払われる。 どの位の額かはわからないが、既に開始したアメリカではインディーズレベルのアーティストが2ヶ月で百万ほど貰った例もあるそうなので、メジャーなアーティストなら相当貰うはずだ。
しかし今の所アーティスト側はJASRACの包括契約があるので、今まで変わらずJASRACに配分されるのを待つしかない。
しかし、ここで一つのビジネスモデルが成立する可能性がある。
アーティストがJASRACを通さずに直接Appleと取引する可能性だ。 当然JASRACとは契約解除となるだろう。
しかしそれによってiTunesストアの配信とiTunes Matchの使用料がそのまま入ってくる。
さらに放送局などの楽曲使用料は条件付きで無料にする。
つまり映画やドラマ、前番組のテーマソングなどで使用された場合は個別に契約し、有線放送や!曲を紹介するために音楽番組などでオンエアされた場合は無料にする。
そもそも新たな曲を紹介して貰うのはアーティストにとっては願ってもないことだ。
それを CDを作って、そのコストを回収するために莫大なプロモーション費用をかけ、メディアにオンエアしてもらいながらその楽曲使用料を貰うなんてマッチポンプもいいところだが、結局そうやって利権構造を複雑にすることによってJASRACが手にする利益が莫大になるのだろう。
もう今や配信でも十分な売り上げを上げることができるし、CDを出さず配信限定でもコストがかからない分アーティスト側には十分な収入源になるはずだ。
あとはプロモーションの問題だが、メディア側も今は収入が減って予算にも限りがあるので、無料で放送出来る曲が増えればJASRACの管理楽曲に頼らなくても済むようになるかも知れない。
特に新人アーティストを売り出す際のターゲットはほとんど若者だろう。
であればリスナーはほとんど配信においては抵抗はないはずで、もはやCDにこだわる年配層を意識することもなく、最初は配信限定で売り出してもほとんど売り上げには影響しないだろう。
そうやってレコード会社も厳選して一部のアーティストに費用をかけて売り出すよりも同じ費用で多くのアーティストを世に送り出すことも可能だ。
アーティスト側にとっても大量生産、大量消費前提で音楽を作り、ブームが過ぎると中古CDがリサイクルショップに大量に並ぶような曲ではなく、購入した後でも何度もストリーミングで聴いてもらい、アーティストを収入面でも長く支えてくれるような曲を作ろうという原動力になる。
そんな事を勝手に妄想した町人の一分である。

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